その昔、ファミコンブームのときもゲーム対決はあった。東京12チャンネル(現テレビ東京)系列では、江戸家小猫師匠司会による『Theゲームパワー』『ゲーム王国』、そして志賀ちゃん司会による『ファミっ子大作戦』『ファミっ子大集合』とかとか。子供たちは目の色を変えてBダッシュしまくった。そして大人も然り。1986年に公開された映画『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』は、二代巨頭がガチンコするという大名作。「力の高橋」は、指でスイカを割り、指でバイクを止める特訓を。「技の毛利」は、お豆の箸掴みから、ビルの屋上でトランプタワーを組立てて精神を統一。そして遂に迎えた二人の対決は、最終第五ラウンドまで持ち越されたのであった。 「力の高橋」と「技の毛利」が、一体いくら稼いだかは知らないが、あれから30年。ゲーム界は進歩して、進化して、とんでもないことになっている。もはやゲームではなくス