バイトを無断で休んだとき、寝坊をしたとき、不良に囲まれたとき、仕事で大失敗したとき、誰かに謝罪に行くとき、借金取りに追われているとき、浮気がバレたとき、予期せず子供ができたとき、などなどなど。事態の大小は様々あれど、たとえ一瞬でも、その場からいなくなりたいと頭をよぎった経験が誰にでもあるだろう。 現代社会の中で生きて行く前提では、そこから逃げると、後からより大変な事態を招くことが想起できるため、気まずさや恐怖、面倒臭さに、立ち向かうことになるのだが、、、。 若き写真家が見る歪んだ世界、第14回目は、度々蒸発を繰り返す自身の父親を撮影する金川晋吾の作品とインタビュー。 まず写真を始めたきっかけを教えてください。 高校生くらいから興味はあったんですけど、本格的には大学に入ってからで。神戸大学の映画部と写真部に入ってたんですけど、最初は映画製作の方に興味があって、写真はちゃんとやらずにいたんです
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