2011年9月28日 那覇発羽田行きの全日本空輸機が6日夜、浜松市沖上空で急降下し客室乗務員2人がけがをしたトラブルで、機体が降下中、左側に最大約130度回転し、裏返しに近い状態になっていたことが28日、運輸安全委員会による同機の自動飛行記録装置のデータ分析で分かった。機首は下向きに最大35度傾いていた。 運輸安全委員会の後藤昇弘委員長が定例記者会見で明らかにし、「ほとんど背面飛行と言えるまでひっくり返った」と指摘した。 安全委によると、副操縦士が操縦室と客室との間のドアの開閉スイッチと間違え、機首の左右の向きを変えるスイッチのつまみを左に2回回した。 これをきっかけに機体が左に傾き、機首が下向きになった。約1900メートル急降下する間、右の主翼が上になり、機体は自らの重量を支えられず、ほぼ裏返しになった。機首は当初の北東向きから西向きまで回転した。この後、副操縦士が姿勢を立て直した。 乗
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