ワークライフバランスのコンサルティングを行う中で、「働き方改革をやります!」というと、管理職世代の方、また若手層から「若いうちは、がむしゃらに仕事をする時期も必要なのではないですか?」というご質問をよくいただきます。 今回はこの疑問について考えてみたいと思います。 疑問を投げかけたくなる背景 まずは、そういったことを言いたくなる背景を探ってみましょう。 管理職世代には、自らの成功体験から、成長のためにわき目もふらず働いていた時期をお持ちの方が多くいらっしゃいます。 一方若手は、そんな成長体験を武勇伝として聞いたことで、なんとなく手段を問わず長時間働いた方がいいのかなぁ…という思いがあるように感じます。また、学生時代の部活動や論文作成プロセスで、がむしゃらに努力したことが実った成功体験があると、それをもう一度やれば成功が待っていると思っていることもあります。 それぞれの成功体験をどう生かせば