東日本大震災の被災後、経営危機に陥っていた茨城県大洗町の商業施設「大洗リゾートアウトレット」が、業態転換することになった。観光客などを対象にしたリゾート路線から、近隣向けのショッピングモールに切り替え、生き残りを図る。 狭く店舗数に限界 建物が7月20日、所有者だった東京の運営会社から、地元大洗町の企業に売却された。土地は一部を除き、県から賃借している。 購入したのは、3月末まで同施設に入居していた県産品直売場「大洗まいわい市場」を運営する「Oaraiクリエイティブマネジメント」(常盤良彦社長)。売却額は2億円程度とみられる。 運営は同社に加え、商業施設…