本の貸し借りの流れ 【山田優】病院や居酒屋、カフェなど人が集まる場所の本棚を「図書館」として活用し、本を貸してもいい人と借りたい人をつなげる試みが広がる。ネット上の蔵書管理サイトを使った無料サービスで、これまで200カ所、4万5千冊が登録した。どこにどんな本があり、誰が借りてどう読んだかも分かり、本好きの交流を深めそうだ。 管理サイトは「リブライズ」(http://librize.com/ja/aboutus)。カフェを経営するデザイナーの河村奨(つとむ)さん(33)と、エンジニアの地蔵真作さん(47)が昨年9月に始めた。 河村さんは以前からカフェで蔵書を貸し出し、履歴を交流サイトのフェイスブックに投稿していた。すると、「この本で勉強会をやりたい」などの反応があった。「貸し借りをネット上で共有できれば、本を通した交流が活発になるのでは」と思い立った。 続きを読む関連リンクリブライズ休