しかも、住宅ローンを組む場合は、大概、団体信用生命保険(団信保険)に加入して、債務者が亡くなった場合、住宅ローンの残債はこの保険金によって完済される仕組みになっています。 定年時に住宅ローンが残っていたからといって、それほど心配する必要はありません。だから、定年後の生活費として大切な退職金を、目先の心理的な負担感を軽減させるために、住宅ローンの返済に回さないようにしてください。 働くのが困難になるまでは使わない 退職金は老後の大事な生活費です。自分の身体を動かして働くのが困難になり、本当の意味で貯蓄の取り崩しが必要になるまでは、使ってしまわないようにしてください。 そのうえで、仮に退職金を60歳で受け取ったならば、それを65歳までの5年間か、70歳までの10年間をかけて積立投資していきましょう。 厚生労働省の「賃金事情等総合調査」(2021年)によると、「大学卒、事務・技術労働者、総合職相
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