アメリカでは2022年以降、テキサスなど南部の州からニューヨークやロサンゼルスなど全米各地に大量の移民が送り込まれる事態になっているのは、これまで何度か伝えてきた。 その後も数は増え続け、同年春以降、ニューヨークにバスで送られてきた亡命希望者数は、ニューヨークタイムズによると15万100人(昨年12月上旬時点)、最新の情報では15万7000人にも上る。多い時で週ごとに数千人規模の新たな移民が到着し、当局は対応に苦慮している。 この街にやって来た移民は今どうしているのか。その後の彼らを追う。 22年10月11日、テキサス州からニューヨーク市内にバスで送られた移民。(写真:ロイター/アフロ) NYに送られた亡命希望者「15万人」の今南部の州からニューヨークに送られた亡命希望者の多くは、マドゥロ政権下のベネズエラ出身だ。また近ごろはアフリカや中国の出身者も増えている。 彼らの多くはニューヨークに