小学生日本一を決める第44回さなる杯小学生将棋名人戦決勝大会が4月28日に都内で行われ、西日本代表の兵庫県姫路市立英賀保(あがほ)小5年・炭崎俊毅(としき)君(10)が優勝した。過去の優勝者には羽生善治九段(48)や渡辺明2冠(35)らも名を刻む登竜門。棋士を夢見る炭崎君は椅子の上に正座し、高い駒音を立てるファイティングスタイルで参加3392人の頂点に立った。 戦う前から勝負師の顔だった。運命の決勝。炭崎君は椅子に腰掛けるのではなく、なんと椅子の上で正座をして駒を並べ始めた。「正座の方が気合が入るんです」。さらに、風格のある手つきで鳴らす駒音は他の子の3倍くらいの音量。「自然と指していると、あの駒音になっちゃうんです。気合が入るんです」。相手は1学年上の遠田直季君(東京都新宿区立東戸山小6年)だったが、闘志を前面に出すことで対局室の空気を自分色に染めた。 戦いの渦中にいても、勝負師の顔を見
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