タグ

ブックマーク / note.com/peter_taropines (3)

  • 書評: 品田遊『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』|ピーター

    0. なぜいきなり書評をしだしたのか この記事の目的は品田遊『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』という対話形式小説を評することである。私がこのを評することに決めたきっかけは、このの参考資料に私が書いた以下の記事が載っていたからである。 以上の記事を書いた時点から私の考えは変わってはいるが、ともあれ参考資料として使用されたことは嬉しく思うので試しに(?)書評をしてみようと思った次第である。この記事の読者はを一読されたものとして話を進める。したがって話の内容をいちいち確認することはしない。記事では倫理と道徳は同じ意味を持つものとして扱う。 この記事では四つのトピックがある。一つ目に、このの優れている点を挙げる。それは、対話形式の小説という形式にしていることによるものである。二つ目に、このの内容について指摘しておきたい点を述べる。研究者ではない者が書いた小説であるから、内

    書評: 品田遊『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』|ピーター
    vndn
    vndn 2021/09/17
  • 反出生主義に関する論点整理|ピーター

    vndn
    vndn 2021/06/10
  • 同意不在型反出生主義の検討|ピーター

    1 Shiffrinによる(あまり積極的ではない)反出生主義 これからシフリンの議論をみていきますが、そもそもシフリンは反出生主義を擁護しようとしていたわけではないことに注意する必要があります。シフリンは、「ロングフルライフ訴訟というものは、重要で、しかしあまり論じられることのない、出生の道徳性を巡る哲学的問いを突き付けており、さらに一般的にみれば、道徳的に重要な害悪と利益を同意なしに与えられる条件に関する道徳的重要性を投げかけ」ていることを認識し、シフリンにとってはこれを検討することが元々の動機だったのです。したがってベネターのように絶対に反出生の立場を取らず、むしろその立場を何とかして回避しようとしています。 私は、子作りがすべての面で間違っているという主張をしているわけではない。同意を得ずに負担を強いる行為は道徳的に問題があるとはいえ絶対に許されないものではないと思うし、子作りを特殊

    同意不在型反出生主義の検討|ピーター
    vndn
    vndn 2021/04/14
    補償の話で言えば、出生した時点で死が不可避であること、我々が誰も死を経験していないため死がどれだけの害であるか評価し得ないことから、適切な補償量が算出できないと思う。原理的に補償不可能。
  • 1