全身が動かせなくなっていく筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の女性=当時(51)=の依頼を受け、医師2人が薬物を投与し殺害した疑いで京都府警に逮捕された嘱託殺人事件。「死にたい」との患者の言葉を社会はどう受け止めればいいのか。医師であり、ALS患者である竹田主子(きみこ)さん(50)=東京都=は「死にたいと絶望していても、その先に、力強い人生が待っていることもあります」と呼び掛ける。 【写真】「ドクター・キリコになりたい」 竹田医師は、東京大付属病院などで20年内科医として勤務していたが、2012年にALSを発症。18年に人工呼吸器を装着。声を発する力は失ったが視線入力装置でパソコンを操作し、メールやネットを駆使する。 「事件の被害者は、私とほぼ同じ歳で同じ頃に発症された方なので、とても残念です。昔はALSと言うと絶望的な病気だったかもしれませんが、今はパソコンがあれば何でもできる。どんな過
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