アトランタ動物園のジャイアントパンダ。白と黒の特徴的な外見を持つジャイアントパンダの野生の個体数はゆっくりと回復しつつある。(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark/Zoo Atlanta) 半世紀にわたって世界の野生生物保護のシンボルを務めてきたジャイアントパンダを救おうとする努力が報われつつある。9月4日、ジャイアントパンダが絶滅危惧種(endangered)の指定から解除されたと国際自然保護連合(IUCN)が発表した。 中国の竹林を原産とするジャイアントパンダは、絶滅の恐れのある生物を記載したIUCNの「レッドリスト」で、絶滅危惧種(endangered)から危急種(vulnerable)に引き下げられた。更新された最新のレッドリストには、8万2954種の生物が含まれており、そのうち2万3928種に絶滅の恐れ