法務省の有識者会議「性犯罪の罰則に関する検討会」が今月から本格的な活動を始めた。“魂の殺人”と呼ばれる強姦(ごうかん)罪の法定刑が強盗罪より軽いことが議論の発端だ。「刑法が制定された明治時代の性差別の名残」「加害者の(被害者に対する)抑圧度合い」などが理由とされるが、罰則以外の論点も話し合う。性犯罪への厳しい対処を求めるフェミニストカウンセラーの周藤由美子氏と、刑事弁護の立場から慎重な姿勢を示す検討会委員の宮田桂子弁護士に聞いた。(池田証志) ■「被害者の気持ち理解を」周藤由美子氏 −−強姦罪の最低刑は強盗より軽い 「『被害にあう前の自分は死んでしまった』『こんなことならあのとき死んでいればよかった』と話す性暴力被害者は多い。強姦罪の法定刑を強盗罪と同じかそれ以上に引き上げることは『厳罰化』ではなく、当然のことだ」 −−強姦罪の構成要件である「暴行脅迫」の程度を低くすべきか 「『
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