宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、フィリピン・レイテ島で17日に発生した大規模な地滑りについて、陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」で被災地の画像を取得、国際災害チャータに提供したと発表した。衛星に搭載した「高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)」を使って、20日に観測したもの。「だいち」は、先月24日にH-IIAロケット8号機で打ち上げられたばかり。 「高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)」での観測(提供:JAXA) これは「パンクロマチック立体視センサー(PRISM)」(同) 「だいち」はそれぞれ、役割の異なる3種類のセンサーを搭載している。今回利用された「AVNIR-2」は、地形の3Dデータが得られる「パンクロマチック立体視センサー(PRISM)」よりも地上分解能は10mと低いが(PRISMは2.5m)、カラー画像を作成できる上、44°の"首振り"が可能。「だ