1980年代末からゲーム製作に携わる。『シュタインズ・ゲート』を代表とする科学アドベンチャーシリーズの企画・原作を務めるかたわら、人気の作詞・作曲家としても有名。さらに、ドワンゴ取締役なども務める実業家の顔も持ち、その非凡な才で、幅広い舞台で活躍を続ける。(文中は志倉) ――まずは科学アドベンチャーシリーズを作ろうと思ったきっかけから教えてください。 志倉 それには大前提として、僕が“ひねくれ者”であることをお伝えする必要があります。 ――そんなところから(笑)。 志倉 とにかく僕は否定から入るクセがあって、リアリティーのない物語に感情移入ができないんです。物語のリアリティーとは科学的であることだと僕は思っていて、これはもう絶対に揺るがないんですよ。たとえば本来、ロボットものだったら根拠や理屈より、エンタメとして楽しめればいい世界設定のものが多いですよね。でも僕は、巨大ロボットが倒れたら、
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