前回は絞りの違いによる背景のボケ方の説明をメインに話したが、今回はシャッタースピードと、その他の知っていると便利な機能などについて説明する。 シャッタースピードとは、読んで字のごとくシャッター幕の開いている時間の事を指す。1秒なら1秒間、1/60秒なら1/60秒間の間シャッター幕が開いているということで、「1/●●」の分母の数字が大きいほど速いシャッタースピードとなる。 D300Sや他の一般的なデジタル一眼レフは、35mmフィルム一眼レフの頃から「フォーカルプレーンシャッター」というものを使用している。大抵のシャッターユニットは1/250秒がシャッター開口部が全部開く最も短いシャッタースピードとなる(シャッターユニットの幕速とも言う)。 ではそれ以上のシャッタースピードはどのように実現しているのかというと、シャッター幕をスリット状に開きながら開口部を横切らせている。このスリットの幅を調節す