○ロシアで注目を集める予言者ボリス・キプリャノヴィッチ少年 ボリスカの愛称を持つボリス・キプリアノヴィッチ少年は、1996年1月11日朝8時半、ロシアのヴォルゴグラードの北320キロほどの街ジルノフスクに生れた。ほとんど泣くこともなかったボリスカ君は、生後4ヶ月にして簡単な単語を発し、8ヶ月目には完全な文章を話した。2歳になると、火星について話を始め、他の太陽系の惑星や遠い文明に関しても語りだした。だが、息子の非凡さは、母親のナデージダにとっては、決して歓迎すべきものではなかった。 ボリスカ君はストリートを歩く若者にドラッグを止めるように忠告することもあれば、妻に内緒で浮気する男たちに説教することもあったのだ。そして、やってくる災害や病気について人々に警告した。その反面、彼は他人を中傷することを嫌い、愛に満ちた優しさを持っている。生れてから、病気知らずのボリスカ君ではあるが、深刻な災害や不