香川県議会がゲームやインターネットの依存症対策として、18歳未満の子どもの使用制限を盛り込んだ条例の制定を目指していることについて、25日高松市で、精神医学などの専門家が講演し、使用制限の効果に疑問を投げかけました。 香川県議会は、ゲームやインターネットの依存症対策として18歳未満の子どもを対象に、依存症につながるようなゲームの利用時間を1日あたり平日は60分までなどとしたうえで、親には子どもが依存症にならないよう努めなければならないとする内容を盛り込んだ条例の制定を目指しています。 これについて制限に否定的な団体が25日、高松市で講演会を開き、大阪大学の非常勤講師で精神医学や社会学を研究している井出草平さんが講演しました。 この中で井出さんは、ゲームやネットに依存する背景として学校でのいじめや家庭での虐待などを挙げたうえで、「ただ時間を制限することには意味がなく、いじめ対策などが先だ」と