何気なくダウンロードしたアプリが、人間には聞こえない超音波をテレビから勝手に受信している――まるでSF小説のような話ですが、Google Play上にある200以上のアプリの中に、実際にそうした仕様が埋め込まれていることが発覚しました。 5つのアプリだけで数百万回もダウンロードされていた 今回問題となっているアプリに共通するのは、SilverPushというインドの企業が公開していたキットを用いて開発が行われている点です。この仕様が埋め込まれたアプリは、TVコマーシャルなどから流れる、人間の耳には聞こえない超音波(18kHz〜20kHz)のビーコンをこっそりと受信し、位置情報や行動データをサーバーに送信します。 ドイツのブラウンシュヴァイク工科大学の研究チームによれば、少なくとも234のAndroidアプリが本仕様を実装しており、そのうちの5つのアプリだけでも、Google Playから累計