その人は、高校卒業して最初は自動車整備のお仕事をされていましたが 現場ではなく営業に配置換えがあり(リストラ目的の異動でもあったらしい) 退職されて関西のとある家電メーカーに中途入社されたそうです。 最初はブラウン管テレビの生産ラインの組立て工程での採用でしたが 自動車会社で培われた技術でもって機械の修理・メンテナンスが得意ということで 海外工場を建てる時のライン設計も任されるようになり その後、開発部門の所属になられたそうです。 とはいえ、ブラウン管テレビの中身は組立ててたけど改めてじっくりみる機会は初めて。 と、いうわけで見てたらエンジニアの血が騒いだ。 「…ここのスペースって、こうしたらもうちょっと小さくていいんちゃう?」 それを聞いた周りの人は有名な大学・院を卒業した専門家ばかり。 みんな口々に、「それでは熱が逃げなくてダメになっちゃうんですよ」と言う。 最初は頭いい人等がそう言う