国立大が「保護者重視」 校舎案内、就活前に「面談」も2008年5月2日18時39分印刷ソーシャルブックマーク 学生だけでなく保護者の皆さんも大切にします――。三重大(津市)は、入学式の日に保護者にキャンパスを案内したり、就職活動を控えた時期に「面談」したりする取り組みを、学部単位で広げている。岐阜大(岐阜市)でも指導教官と保護者が懇談する場を設けている。生き残りをかけて国立大学が競い合う時代。面倒見の良さを売りに「親重視」の流れが生まれている。 三重大人文学部は入学式があった4月8日、初めて保護者に研究室や学内の桜、伊勢湾が見渡せる屋上などを案内した。10人ほどの保護者に説明役の教員が1人付いた。「おおむね好評をいただいたと思います」と、同学部の綾野誠紀教授は話す。 入学式に同伴する保護者は以前から少なくない。同学部では今春、入学者291人に対して、保護者は約100人だった。新入生のガイダ