訪れた世代交代。バラックの落日。 安藤正純=文 text by Masazumi Ando photograph by AFLO 2008年11月6日 +zoom 安藤正純 (Masazumi Ando) 「KICKER」特派員。欧州のスポーツ記者と幅広いネットワークを持つドイツ通で、中高年のサッカーチーム「浦安シニア」では年間100試合をこなし、毎日最低1リットルのビールを飲む生活を続けている。世界のサッカー関係者103人のインタビュー集『サッカーについて僕たちが本音で語った本』(東邦出版)の翻訳を担当。好評発売中。 前回のコラムでケビン・クラーニィのお馬鹿ぶりをリポートしたが、その余熱も冷めやらぬうちに、またもや代表選手を巡る難題が発生した。今度の主人公はバラック。自他共に認める現役最高のドイツ人選手である。 有力紙の単独インタビューでバラックは代表のレフ監督を