07年限りで現役を引退した秋田豊氏(38=京都コーチ)の引退試合「鹿島レジェンドスターズ-磐田レジェンドスターズ」が1日、カシマスタジアムで開催。秋田氏は11年間所属した鹿島の「聖地」で、有終ヘッド弾を含むハットトリックを達成して花道を飾った。 最後まで秋田らしさを見せた。現役時代、数々の名勝負を繰り広げた磐田FW中山と競り合った。後半22分に自らのPKをGKに止められたが、そのこぼれ球を押し込み同点。直後の同23分には勝ち越しゴールを決め、同43分には左からのクロスに「気持ちで点を取るタイプなので」という言葉通りのヘッド弾だ。 サポーターからの「秋田は足じゃね~んだよ」との歓声に応えるかのように攻守でヘッドを連発。最後は家族から花束を受け取ると、胴上げで5度宙に舞い「カシマスタジアムは神に守られている場所。将来は(所属した)鹿島、名古屋、京都の3クラブで監督をやりたい」と話した。