25日にあった大分大医学部医学科の2次試験(前期日程)で、北京五輪サッカー代表でJ1・大分トリニータのゴールキーパー、西川周作選手(22)が物理の問題文に登場した。チーム側は「地元大学に身近に感じてもらえたらうれしい」と歓迎している。 けられたボールの運動方程式などに関する問題で全6問。「初速度が一定の時、最も遠くに飛ぶ角度が45度であることを導く」などの問題に加え「西川選手の高いキック能力が、カウンターアタックでどのように生かされるか」を記述する問題もあった。 大分大の担当者は「出題意図は公表できないが、問題作成者が地元の話題に絡めたのではないか」とコメント。 チーム広報は「西川選手のキック能力は皆が認めており、地域密着のチームとしても、取り上げてもらってありがたい」と話した。【小畑英介】