政府・与党が今通常国会への提出を目指す予防接種法改正案で、インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)、小児用肺炎球菌、子宮頸がん予防の3種類のワクチンを優先して定期接種化する方向で調整を進めていることについて、日本医師会(日医)が苦言を呈した。 予防接種法改正案についてコメントする小森常任理事(16日、日医会館) 予防接種担当の小森貴常任理事は16日の記者会見で、予防接種法改正について、「長らく先進諸国の中で最も遅れてきたワクチン行政が、ようやく先進国並みになる。子どもにとり、大きな福音となる法改正にしなくてはならない」と述べた上で、日医として改めて、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がん予防、B型肝炎、水痘、おたふくかぜのワクチンを定期接種化するよう求めた。小森氏は、「全部入ってこそ先進国レベルに達する」との考えを強調した。 小森氏はさらに、「財源の問題もあるが、ワクチンで病気にならないで済む。こんな素