津幡町は9日、和歌山県上富田(かみとんだ)町と災害時相互応援協定を締結した。津幡町が遠隔地と協定を結ぶのは2例目だが、今回はサッカー観戦で出会った町長同士が意気投合したのがきっかけだった。 6月10日に金沢市で開催された日本フットボールリーグ(JFL)のツエーゲン金沢のホームゲームで、春のキャンプ地の小出隆道・上富田町長が観戦に訪れた。この日は、津幡町民が観戦無料の「津幡の日」で、矢田富郎・津幡町長も観戦したところ意気投合。矢田町長が3月に福岡の自治体と協定を結んだことを話すと、どこの自治体とも協定を結んでいない上富田町長が興味を示したという。 9日、津幡町役場で行われた調印式で、矢田町長は「心強いパートナーができた。協定のみならず、相互交流を重ねていきたい」と話し、小出町長は「遠隔地のため、どちらかが被災したときに必ず助け合える。日頃から付き合いをして、皆さんに紀伊半島の良さも知ってもら