民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が購入した土地をめぐる疑惑で、当時会計事務担当だった石川知裕衆院議員(36)が土地代金の原資となった4億円について、「小沢先生のたんす預金だったと思う」と東京地検特捜部に供述していることが11日、関係者への取材で分かった。しかし4億円は陸山会の複数の口座に分散して入金されるなど不必要な資金移動があり、特捜部は小沢氏の個人資金ではなく、石川氏が虚偽の説明をした疑いがあるとみて、改めて任意で事情聴取する方針だ。 また、小沢氏側が4億円の定期預金を担保に銀行から融資を受けた4億円を土地代金に充てたと説明しながら、実際には融資の直前に土地代金を支払っていたことについて、石川氏が「不動産を買う際の慣習だったため融資を受けたが、不要だった」と供述していることも判明した。 特捜部はこの供述も不自然で、土地代金の原資を隠すための偽装工作だったとの見方を強めてい