鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が30日午前、参院本会議で再開した。鳩山首相は原爆症認定について「被爆者の早期救済のため、議員立法の具体化の動きも踏まえ、新しい認定制度の創設を検討し実現したい」と表明した。B型、C型肝炎ウイルス感染者支援の法整備については「患者の思いが早期にかなうことが大事だ。適切に対応する」と強調した。 永住外国人への地方参政権付与には「積極的な思いをもっている」と述べ、前向きな姿勢を重ねて示した。ただ、「わが国の制度の根幹にかかわる重要な問題だ。国民の中にさまざまな意見がある」として政党間協議に委ねる考えを示した。 日米同盟については「日米地位協定、在日米軍基地の在り方など日米同盟全般を中長期的な視野に立ち、重層的に深化させたい」と述べた。首相は29日の代表質問では「日米同盟を包括的にレビュー(再検討)したい」と述べていたが、今回はこの表現を使用し