【5歳10ヶ月】 昔々、小さな子どもが欲しくてたまらない女の人がいました。その人は魔法使いのおばあさんに相談し、不思議な大麦を一粒もらいました。女の人がもらった種を蒔くと、まもなく芽が出て、花の真ん中に小さくて愛らしい妖精みたいな女の子が座っていました。女の人はその子に「おやゆび姫」と名付けました。 ある晩、おやゆび姫がクルミの殻のベッドで眠っていると、一匹のヒキガエルがやってきました。そのヒキガエルはおやゆび姫を息子の嫁にしようと外へ連れ出します。目を覚ましたおやゆび姫がヒキガエルのお嫁さんになりたくないと泣いていると魚たちが助けてくれて…。 読み聞かせすると20分以上かかる長いお話ですが、娘は「おやゆび姫になりたい」と言うほどこの絵本が大好きです。好きすぎて自分で読もうとして漢字の壁にぶち当たり(一部ルビなし)、漢字にも興味を持ち始めました。おやゆび姫になって、ツバメと暖かい国へ行きた