流動性知能とは、新しい情報を獲得し、それをスピーディーに処理・加工・操作する知能で、暗記力・計算力・直観力などが該当する。流動性知能は25歳ごろにピークとなり、65歳前後で低下がみられるという。 一方、結晶性知能とは、経験や学習などから獲得していく知能で言語力に強く依存する。洞察力、理解力、批判や創造の能力といったものが該当する。結晶性知能は、経験や学習によって20歳以降も上昇をつづけ、高齢になっても安定しているという。 ただし、「流動性知能」と「結晶性知能」を厳密に分類するのは難しい。 1967年、キャッテル(Cattell)が提唱した、加齢による知能変化に関する理論。 【関連用語】感覚記憶・短期記憶・長期記憶