ブックマーク / gendai.media (2)

  • 砂川事件の最高裁判決で看破されていた「自衛は他衛、他衛は自衛」という相互依存こそ防衛の本質だ(長谷川 幸洋) @gendai_biz

    「日米安保条約で米軍に基地を提供したときから日は集団的自衛権を容認してきた」という論点を、5月2日公開コラムで紹介した。今回はその続きを書く。 米軍基地と「戦争巻き込まれ論」 まず1960年に改定された日米安保条約を確認すると、第6条で「日国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日国において施設及び区域を使用することを許される」とある。 ここで条約は「日の安全」とともに「極東における国際平和と安全」にも寄与する、と定めている。とはいえ当時、日側の主たる関心は「日自身の安全」だった。一方、米国側は日はもとより、極東の平和にも重大関心を抱いていた。米国は韓国台湾と相互防衛条約を結んでおり、西側自由陣営の盟主として韓国台湾が共産勢力の手に落ちるのは絶対に阻止しなければならなかった。 日米の関心のズレが

    砂川事件の最高裁判決で看破されていた「自衛は他衛、他衛は自衛」という相互依存こそ防衛の本質だ(長谷川 幸洋) @gendai_biz
  • 二つの大きな冤罪事件を追った『NNNドキュメント』の功績(高堀 冬彦) @gendai_biz

    放送時間帯が日曜深夜なので、ビジネスマンが見るのはきついだろうが、それでも『NNNドキュメント』(深夜0時50分)のファンは少なくないはずだ。 反戦、反権力、反差別、反公害を訴え続けている硬派番組。70年代までなら珍しくはなかったが、いまやNHK会長まで親政権を隠さない時代。バラエティーと見分けがつかないノンフィクション番組も増えた。権力には決して抗わず、分かりやすい悪党だけ叩く番組も目立つ。ひょっとしたら『NNNドキュメント』は最後の硬派番組なのかも知れない。 22年前に「袴田事件」の無実を証明していた やっと再審の扉が開かれた「袴田事件」も、この番組では22年も前に決着が付いていた。92年2月に放送された『NNNドキュメント/袴田事件の謎を追う』の中で、スタッフは袴田巌さんの"無実"をすでに証明していたのだ。司法はそれを黙殺していただけに過ぎない。決してオーバーではない。少なくとも視聴

    二つの大きな冤罪事件を追った『NNNドキュメント』の功績(高堀 冬彦) @gendai_biz
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