どこにでも気軽に歳時記を持って出かけよう 季語に出会おう ・・・というコンセプトで、俳人の石田興子さんが自分自身の経験をもとに、 架空の60代の男性を主人公にして追体験するという「俳風フィクション」仕立てになっています。 今日も俳句日和・歳時記と歩こう/石田興子 著・小林木造 絵/角川学芸出版 この架空の男性は、俳句の初心者を想定しています。 この男性が1月から月ごとに、一人吟行のように町中やさまざまな場所を歳時記をポケットに入れて、季語を探しに行きます。 そこで見つけた季語にまつわる短いエッセイと、名句などをさらっと紹介して、月ごとの締めに、この男性こと石田興子さんの句が一句、という構成になっています。 挿入されている句は、月ごとに10句くらいです。 エッセイの内容は、日常生活のさらっと読めて肩が凝らない話ばかりです。 それぞれの月ごとに、「すずめの俳句ノート」という、俳句のヒントなどが