2023年12月26日のブックマーク (2件)

  • 魔術/芥川龍之介/児童文学・童話/感想・レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂

    「―御覧なさい。この手をただ、こうしさえすればいいのです」 ある時雨の降る晩、若い魔術の大家、ミスラ君が魔術を見せてくれました。 ミスラ君は、魔術は誰でも造作なく使える、と言います。 ただ、習得するのには一つ条件があったのでした。 魔術/芥川竜之介・作/宮順子・絵/偕成社 ミスラ君というのはインド人で、竹藪に囲まれた古く小さな西洋館に住んでいました。 うす暗いランプの光で照らされた部屋で、ミスラ君は摩訶不思議な魔術を使ったのですが、感嘆する私にミスラ君は、 「私の魔術などというものは、あなたでも使おうと思えば使えるのです」と言うのでした。そこで是非、魔術を教えてもらおうと頼みます。すると、 「ただ、欲のある人間には使えません。ハッサン・カンの魔術を習おうと思ったら、まず欲を捨てることです。あなたにはそれが出来ますか」 「出来るつもりです」と私は答え、その晩は魔術を教えてもらうために、御婆

    魔術/芥川龍之介/児童文学・童話/感想・レビュー・あらすじなど -    桜さくら堂
    wakuwakushincha
    wakuwakushincha 2023/12/26
    短編集のダイジェスト、短編を読んでいるような気分で入り込んで読ませていただきました🫢 欲も陰と陽、あらゆる物事はすべて陰と陽、それが「可能性の源」なのでしょうか。この世の中の“創造主”はすごいですね。
  • 突然のお別れ - 今を大切に生きる

    数年間、一緒に働いた女性。その方がご定年を迎える前の数年間一緒に働きました。上司であっても自分の意見をはっきり言う。考えをしっかりと持っている女性。ただ、それが仕事という点では、強すぎたり、ちょっと方向が違うこともあったようです。また、単純な事務作業のミスも多かったです。それでも、慣れない環境で、良くわからないなかで、わかろうと仕事をされていました。 その女性に与えられた仕事は少なかった。なぜ仕事が少ないか。「癖がある」という触れ込みで異動していらして、上司も何を任せたらいいかわからないようでした。そして、単純な事務作業のミスから信頼されていませんでした。 その方は、私と一緒に働く前に、大病をされていました。そのあとは持病を抱えながら日々生活されていて元気そうに見えました。 その方はかなり割り切って働いていました。今思えば、仕事は圧倒的に少なくて、辛かったと思います。仕事仕事と割り切り、

    突然のお別れ - 今を大切に生きる
    wakuwakushincha
    wakuwakushincha 2023/12/26
    拝読していて、突然、「えっ!」と声が出てしまいました。。記事にもした4年前の僕の先輩とのお別れのことを思い出しました。ご冥福をお祈りします。