新型コロナウイルスが流行しはじめてから約2年。マスクを着用しながらの生活やリモートワークもすっかり日常になりつつあります。 みなさんの中には、マスクをしながらの会話やオンライン会議において、相手の言葉が聞き取りづらいと感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。 今回の音コラムでは、コロナ禍特有の「聞こえづらさ」の要因のひとつである「マガーク効果」に迫ります。 マガーク効果とは? マガーク効果とは、視覚による情報(主に読唇)が聴覚の情報に干渉し、音声の聞こえ方を変容させてしまう現象のことで、1976年にマガークさんとマクドナルドさんによって報告されました。 その報告に記載されている実験内容とは、ある被験者に「ガ(ga)」という音を発している映像と「バ(ba)」という音声を組み合わせた映像を視聴させると、被験者は「ガ」でも「バ」でもなく、「ダ(da)」という音が聞こえたように感じた、という
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