理系の研究者、劉氏はかつて日本に留学した際、面喰ったことがある。手続きをしようと大学の事務所を訪れた際、職員に「先生」と呼びかけると、日本人の同級生に「あれは、先生じゃないよ」と教えられたのだ。中国の大学では事務作業の多くも「先生」が行う。逆に、国外から戻った研究者の多くは、あまりにも繁雑(はんざつ)で大量の時間を費やさざるをえない研究や教育以外の仕事に、頭を抱えるという。チャイナネットが報じた。 最大の問題は、柔軟性に欠ける形式主義だ。実験に必要な機材も、担当者に取り出してもらわねばならない。勤務時間を少しでも過ぎれば、どんなに急いでいても、翌日まで待つしかない。立て替え払いをした経費も、特定の日に領収書をそろえて提出せねばならない。窓口では、研究者が長蛇の列だ。1日でもすぎれば、「自腹」となってしまう。 さらに笑うべきは、年末の報告書作成と会議出席だ。報告書は「純粋に形式上の問題。だれ
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