韓国、アメリカ、フランスなどの外国メディアを含め、120人超の報道陣で大混乱となった5月24日の囲み取材 (筆者撮影) 取材・文/ 松本創(ジャーナリスト) 【前編】はこちらをご覧ください。 「誤報」発言をなぜ問わないのか 囲み取材をこの目で見てみたい、そして、橋下と在阪メディアの関係を検証する必要があると私が考えたのは、例の「従軍慰安婦」発言から1週間も経ってからだった。実を言えば、最初の発言そのものにはさほど関心を払わなかった。彼ならそういうことを言うだろうな。そう思っただけである。 居酒屋あたりで居合わせたおやじ客に、マッチョで身勝手な下卑た話を聞かされたような不快感は少なからずあったが、過去の発言や振る舞いを見れば、彼の人間観や女性観、人権感覚とは「そういうもの」であろうことは想像できる。発言内容の是非はともかく、「異論や批判を恐れず"本音"を率直に語る」物言いやキャラクターが彼の
![集中連載「橋下徹とメディア」 第2回「囲み取材」という放談会が生んだ「従軍慰安婦」発言 【後編】(松本 創) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/372489352b9b4007716378b7b6e9d2b937a5088a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv3%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)