野田佳彦首相が13日、改造内閣を発足させた。理由は、参議院で問責決議を受けた一川保夫防衛相と山岡賢次国家公安委員長をすげ替えないと、野党と協調して国会運営ができないからだが、つまり政局がらみということだ。一川さんは防衛相には素人すぎて使えないし、山岡さんは合法とはいえマルチ商法推進みたいで困り者。小沢派と輿石東(75)氏へのメンツを立てるという党内人事もわからないではなが、普通に考えて人選ミスだった。ここは穏便に二氏をすげ替えたほうがいい(参照)。だから、すげ替え自体には違和感はない。 何にすげ替えたか。国家公安委員長に松原仁副国土交通相をすげ替えたのは悪くないが、防衛相に田中直紀・民主党総務委員長は、まいった。仲井真弘多沖縄県知事が「田中真紀子さんは有名な方だから知っている。ご主人でしょう?」「今は民主党にいたんですか。確か…お名前しか知らないんですよ」(参照)と言ったが頷けてしまう。