ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑さんは1日夜、朝日新聞東京本社と結んだ電話対談で、iPS細胞の業績で同賞を受けた京都大学教授の山中伸弥さんと喜びを語り合った。(司会=石田勲・東京本社科学医療部長) ――月並みですが、受賞のご感想は。 本庶 感想はもうなんぼも言ったよ(笑い)。たいへん光栄でうれしいし、こういうことで若い人が元気づけられるということを私はいちばん願っている。それから長い間、いろいろ研究をサポートしてくれた共同研究者とか家族とか、いろんな人にも多少の恩返しができたかと思って、それもうれしく思ってます。 ――山中さんの感想は。 山中 僕はもうホンット、うれしいです。2012年に自分がノーベル賞を受賞させていただいたときよりも今のほうがうれしいと思います。 本庶 そう言っていただいて、ありがとうございます。 山中 先生のお仕事はもうほんとに、僕たち基礎研究者の何というか、
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