高コストで崩壊しつつあるアメリカの医療に一筋の光明が見え始めている。光源はAmazon。先月JPモルガンと(ウォーレンバフェットの)バークシャーハサウェイと3社で「3社の関連企業の社員の医療コスト削減のために協力しあう」と発表した。 ただし、具体的に何をするかは未定とのこと。 世の中は「Amazonが健康保険に進出」とか「Amazonが処方箋事業に進出」などと言っているのだが、私は個人的に「健康保険から医療機関まで垂直統合した大医療サービスを作る」と予想している。 なぜかというと・・・・ 1)健康保険会社を始めたくらいでは医療コストの削減はできない この円グラフはアメリカの医療コストの内訳。 CDC(アメリカ疾病管理予防センター)のデータから作ってみました。青いところが保険会社のコスト。ここだけ効率化してもダメ。処方薬もそれなりに大きいが、やはり病院と医師のコストが最大のポイント。 なぜ医