2010年05月14日 00:43 カテゴリサイエンス最前線〜生物工学 DNA折り紙の使い道 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 以前、本ブログで も取上げたこと がありますが、DNA折り紙というのは、DNAを素材として作った高次構造体の一種で、2006年にCalTechのPaul Rothemundらによって発 表されました。それは、約7000塩基対のウイルスDNAで描いた一筆書きを、16塩基の短鎖DNA 250個を使って固定した、数十nm四方の平面構造体です。短鎖DNAの配列を変えることで、ウイルスDNAを固定する場所を変えることができ、それに よって様々な形の平面構造体が、自己組織化することで作られます(写真)。この発明がブレークスルーとなり、以後DNA折り紙の実用的な使い道が、色々と 模索されるようになりました。そ