ここ最近、中心市街地活性化法と地域商業活性化法において、売上高アップを数値目標にすることが必須となっているようだが、本当にナンセンスだ。そもそも地域商業政策は国がすべき事では無いのだけれど、ナンセンスな理由を示しておきたい。 まず地域経済はなぜ衰退しているのか?という原因を考えてみたい。 既存店舗が衰退しているから、地域の元気がないのだろうか?そうではないと思う。既存店舗の元気が無いのは、そもそも顧客の変化についてきていない、マーケットの創造や拡大を考えられないからで、既存店舗でも変化に対応できるところはしっかりと商売をされている。 つまり地域経済に影響するほどに既存店舗の元気がないのは、単に変化についていく努力をさぼっているか、商売が上手ではないからだ。先代、先々代は商売上手だったかもしれないが、それを受け継いだものが商売上手かどうかは分からない。商売の素質が無いのに、たまたま継いでしま