秦野市庁舎や東海大学、皇居と国会議事堂、そして六本木ヒルズ。これらに共通するものがある。それは、建物空間の中で多くの人が快適に過ごせるよう、秦野発の最新空調技術が導入されているということだ。 大型ビル・工場用の空調機のパイオニアであり、業務用空調機器のトップメーカーである新晃空調工業株式会社。使用目的・環境などに合わせ完全受注で対応している。その確かな技術、的確さと誠実さが評価され、ビル用空調機では国内約40%のシェアを誇る。 秦野工場の生産量は同社グループ最大。技術の核となる研究所も併設されている。業務用空調の日本一の工場と、日本一の研究所が秦野にあるということだ。 昭和40年に秦野工場が操業を開始してから47年。目指すのは「環境に優しい企業で環境に優しい製品を作ること」と板倉健二社長は笑顔で話す。 「空気は目に見えないけれども、生活に欠かせないもの。見えない所で過ごしやすい環境を作ると