「透過光」で撮ってみよう ~見慣れたものが表情を変える、鮮やかなイメージ Reported by 上原ゼンジ 透過光を使った写真が好きだ。光が物を通過した時に現れる鮮やかな色に心惹かれる。今までにも透過光を使った撮影はいろいろしてきたのだが、今回は日光写真のイメージからスタートした「太陽画」と、紙筒の穴越しに撮影をする「のぞき見シリーズ」を紹介してみたい。 彼岸花を被写体の後ろ方向からの光で撮影した「太陽画」。 レンズの前に紙筒を付けて撮影した「のぞき見シリーズ」。つまり筒の内側をわざと写し込んでいるというわけです。 写真を撮影する場合には光が必要になるが、目に入る光には物体に当たって反射する場合と、物体の中を通過してくる場合がある。たとえば、木の葉を見上げて透かしてみると、鮮やかな萌黄色や紅葉を目にすることができる。同じ葉っぱでも陽の光を透した場合と、反射した光を見るのとでは、その鮮やか
「宙玉レンズ」を作ってみよう 〜被写体が宙に浮かぶ不思議な世界 Reported by 上原ゼンジ 「宙玉レンズ」なるものを考案した。“チュウタマ”ではなく、“ソラタマ”と読む。透明球の中に映り込んだ光景を撮影するのだが、宙に浮かぶ玉の中に閉じ込められたような描写になるので、「宙玉」と名付けた。 宙玉レンズで撮影した写真。透明球に映る世界は天地逆さまになっているので、後から180度回転させている。ニコンD5000+AF-S Nikkor 18-55mm F3.5-5.6 G+ケンコーMCクローズアップレンズNo.10+アクリル製宙玉レンズ このデジカメWatchで取り上げて貰った影響もあり、かなり多くの人がこの宙玉レンズを使って遊んでくれるようになった。「宙玉」で画像検索をすると、たくさんの人達が撮った宙玉写真がヒットするので、ちょっと不思議な気分だ。 アクリル製の円板に穴を空け、アクリル
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