学校法人加計学園(岡山理科大学)が愛媛県今治市に新設予定の獣医学部の新設をめぐり、文部科学省の内部文書とされる文書に内閣府の発言として「総理のご意向」「首相官邸の最高レベルが言っている」などと記されていた問題について、昨日、今年の1月18日に職員の天下り問題で引責辞任した前川喜平・前文部科学次官が当該文書を「本物」と証言し、同様の説明を担当部署から説明を受けた旨も証言しました。文書が本物ということになれば、規制緩和をするための「国家戦略特区」が、安倍首相自ら「腹心の友」とする人が代表者を務める学校法人への縁故主義の場になっていた可能性が出てきて、中立公平であるべき行政を正に歪める事態が発生していたことになります。 これに対する首相官邸の対応は、菅官房長官が昨日の午前、午後の記者会見で「文書の存在を確認できない」などという従前の説明を繰り返しました。菅官房長官の午前中の記者会見の該当部分につ