これから3回連載の予定で、SQL識別子のエスケープの問題について記事を書きます。SQL識別子のエスケープについてはあまり解説記事などがなく、エンジニア間で十分な合意がないような気がしますので、これらの記事が議論のきっかけになれば幸いです。 3回の予定は以下のとおりです。 間違いだらけのSQL識別子エスケープ(本稿) SQL識別子エスケープのバグの事例 SQL識別子は結局どうすればよいか ということで、まずはSQL識別子のエスケープの失敗例について説明します。この失敗例はあくまで説明のために作ったもので、実際のものではありません。また、想定が「ありえない」と思われるかもしれませんが、意図的なものですのでご容赦いただければと思います。また、「間違いだらけの」というタイトルは、今回の題材が間違いだらけという意味であり、巷のSQL呼び出しがそうであるという意味ではありません。本稿に登場する人物と団
この記事は MySQL Casual Advent Calendar 2013 の15日目の記事です。 今、空前の SQL エスケープブームみたいなので、このビッグウェーブに乗っかってみます。 でも面倒なのでセキュリティについての話はしません。カジュアル! 文字列リテラルとエスケープ MySQL では SQL 中の文字列リテラルは次のように表現します。 'abc' -- シングルクォートで括る "abc" -- ダブルクォートで括る 0x616263 -- 16進数 x'616263' -- 16進数 0b011000010110001001100011 -- 2進数 b'011000010110001001100011' -- 2進数 各表記で charset を指定することができます _utf8 'abc' _utf8 "abc" _utf8 0x616263 _utf8 x'6162
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