川久保ジョイ | 1979年、スペイン・トレド市生まれ 制作活動の資金を集めるためデイトレーダーとして金融業界に就職したという川久保ジョイ。 2007年より本格的に制作活動に取り組み、タグボート・ネクスト・ジェネレーションズ(TNGS)としてタグボートのサイトでも作品を発表する傍ら、 2009年には新宿眼科画廊にて個展“Between Heaven and Hell”を開催し、同年夏にはTAGBOATサマーアワードにてグランプリを受賞するなど、 精力的に制作と発表を展開していきました。 当時の審査員評では“肉眼では見ることの不可能な光景をカメラのレンズを通して、 しかも適切な露光時間を予測する優れた計算力と構成力とによって想像した光景を現実の作品としている”として、 高い技術と哲学的なコンセプトが結びついたその圧倒的に静謐な世界観が高く評価されました。 哲学的な理念に支えられた川久保ジョイ