お世話になっております。まるです。 本日は、ドイツを代表する精神分析の研究家フロムによる世界的ベストセラー思想書『愛するということ』の要約を記載したいと思います。 ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。 『愛するということ』について 1956年に出版された、愛の本質について分析を行なった思想書。 タイトルの通り、愛に関する本であるが、「安易に愛されるには、モテるにはどうすればよいか」といったことは一切書かれていない。この本の前提として、「人を愛するためには、自分の人格全体を発達させるように全力で努力しなければいけない」というのがフロムの考えである。その上で、愛というものについて本質を理解し、実践するためにはどのような習練を積めば良いか、ということが記載された本である。 本書では愛についての記載のほかに、フロイトに対する批判、宗教に関連する話題、資本主義への疑問などが提示されているが、この