気がつけばバンド結成10周年。つばきがニューアルバム「夜更けの太陽」を8月4日にリリースする。激しく移り変わる音楽シーンを横目に着実な活動を続け、今もなお多くのファンを虜にし続けている彼らは、ここからどこへ向かおうとしているのか。一色徳保(Vo, G)、小川博永(B)、岡本奈穂子(Dr)の3名に話を訊いた。 取材・文/高橋美穂 インタビュー撮影/中西求 一色徳保(Vo,G) そうですね……10周年だからっていうのはないんですけど、でも振り返って思うのは、バンドを取り巻く状況は変わったけど、バンド自身は変わってなくて、そこはいいと思いますね。 ──メンバー抜けたりもしてないですもんね、ずっと。 一色 そうですね。本当に初期に入れ替わっただけで、このメンバーで9年なので、だからいいと思うんですけど。 ──メモリアルな感慨ってあります? 岡本奈穂子(Dr) 最初の頃は全然なかったんですけど、今年