大阪府摂津市の東海道新幹線で7月、架線の張り替え作業で使った滑車を1個撤去し忘れ、架線に固定したままの状態で丸1日、列車を走らせていたことが分かった。JR東海は始発前に気付いたが、架線に堅く固定されている上にパンタグラフにも触れない位置だったため、安全に支障はないと判断。終電まで社員が交代で滑車を見張ったという。 同社によると、同市鳥飼八町の下り線約2キロ分の区間で7月25日夜~26日早朝、3本ある架線の一番上の「ちょう架線」を取り換えた。新しい架線に滑車110個を約15メートル間隔で固定し、古い架線にぶら下げる形で滑車を走らせて新たに張る作業で、滑車は1個につき重さ約700グラム、長さ約20センチ。
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