漫画「めだかボックス」の前日譚にあたる上下巻。まだ生徒会長に立候補すらしていない頃のめだかちゃんと、4人の教師達のお話。 漫画版の原作を務める西尾維新氏が本作の作者も担当しています。 黒神めだかは自身について、堂々と「すべての人の役に立つために生まれてきた」なんて言ってしまう(痛々しい)キャラクターですが、実は彼女の公約「目安箱(めだかボックス)」は先の主張と微妙に食い違っています。 「目安箱に投書した人の」相談に乗るという事はそうでない人との区別が生じますから、「すべての人の」ではなくなってしまうんですよね。 などという、瑣末といえば瑣末な齟齬について「わたし、気になります!」と言われたかは全く定かではありませんが、この小説版を読む事で一応は納得できる説明がつけられています。 これは、めだかボックスが生まれるまでのお話です。 以下、ちょっと長めのレビューはブログにて公開しています。 ht